講師雅号 清 香
資 格 中学校国語,高等学校国語,書道一種教員免許
活法師範,1979年より書家・山口明観先生に師事
私たちが日常使用している言語は日本語です。
何気なく話し,書いている日本語は,古来,
様々に変化し,今のような言葉になりました。
そして文字の形態も変化してきました。
中国では,篆書,隷書,行書,楷書と,書体の変遷がありました。
日本は文字を中国から輸入し,草仮名,連綿仮名が生まれ,
次第に漢字かな交じりの今のような文字になりました。
書は,そのような私たちの言葉を書く芸術です。
書は,感情をこめて書くことが大切です。
書は,自分を表現する芸術です。
本当に良い書とはただ技巧が素晴らしいだけでなく,
溢れんばかりの意思を持った書だと考えます。
絵画のように構図も重要です。
体中を使ってリズミカルに運筆する様は音楽的ともいえます。
自分を表現するといっても文字を書くわけですから
正しい字を書かなければなりません。
どんな字があるのか。
どのように書いたらよいのか。
まず基本を身につけましょう。
そしてあなただけの表現を真っ白い紙に
筆を使って繰り広げてみませんか。
そのお手伝いが出来ればと考えています。
私たちの日本語はこんなに素晴らしいのだということ。
毛筆の毛の一本一本が生み出す芸術の世界を,その可能性と楽しさを
多くの方々に感じていただきたいと願っております。
幼児や小学生の感性には素晴らしいものがあります。
そのような感性を伸ばしながらも,楽しみながら,
ひらがなや漢字を覚えていけるような指導を心がけたいと思います。
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